アレクサンダー・テクニーク打楽器

4本マレットの動かし方 その1

こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!

鍵盤楽器、練習していますか?吹奏楽やオーケストラでは、鍵盤打楽器と言えば片手に1本ずつ持つ「2本マレット」が基本です。

ですが、マリンバ・ソロやアンサンブルではこの限りではありません。
片手に2本ずつ持つ「4本マレット」が必須の技術になってきます。

この記事では、そんな4本マレットでのマレットの動かし方について解説していきます!

持ち方の解説はこちら

トラディショナル・グリップの復習

トラディショナル・グリップは、いわゆる「クロス・グリップ」と呼ばれる持ち方の一種です。クロス・グリップにはトラディショナルの他に「バートン・グリップ」がある、というのは上記の記事で説明していますね!

さて、そんな「トラディショナル・グリップ」ですが、メリットはズバリ安定感!
他のグリップの追随を許さない見事な安定感があります。

手の中で交差する2本のマレットのうち、親指側のマレットが上に来るのがトラディショナル(写真①)、その逆がバートンです。
分からなくなったら、「2本のマレットがくっつくのがトラディショナル」、「離れるのがバートン」と覚えてください!

写真① トラディショナル・グリップを横から見た図
写真②見やすくするために指を少し開いてみました。内側(親指側)のマレットが上になっています。

「2本のマレットがくっつく」のが安定感の秘密なのですが、実はデメリットもあります。
それは「2本のマレットが干渉しあってしまい、バラバラに動かすのが困難」という点です。
その為、プロのマリンバ奏者やヴィブラフォン奏者にはバートン・グリップやインディペンデント・グリップを使う人も多いです。

でも、吹奏楽などで演奏する分にはトラディショナルで十分!
むしろ安定感がある分無理なく音量も出せるので、アマチュアの方々にはこちらをお勧めしています!

動かし方

動かし方は意外とシンプルです。
初心者の方は3種類覚えておけば大丈夫!

2本のマレットを同時に鳴らす

2本のマレットを同時に鳴らす時は、片手に1本のみ持っているときと同じで、肘の曲げ伸ばしでマレットを動かします。

はじめは2つの音が同じくらいの音量になるようにする練習して下さい。5度(ドとソ等)から練習して、それより狭かったり、広かったりする音程でも取り組んで下さい。

外側の1本だけを鳴らす

これも肘の曲げ伸ばしが基本です。

2本同時に当てるときとの違いは、内側のマレットを音板に当てないこと。
その為には、小指側のマレットがほんの少し早く動く必要がありますね
この微妙なコントロールは肘で行います。

内側の1本だけを鳴らす

さて、唯一全く違う動きになるのが内側のマレットだけを鳴らす場合です。

肘から先を回す動き(回旋)になリます。

親指でマレットを押す方が簡単だと思われるかもしれませんが、親指は微妙なコントロールをするために使いたいので、初心者のうちは「肘から先を回す」事を意識して下さい!

to Be Continued

今回の記事ではマレットの幅を変えるところには触れていません。
次回以降の更新をお待ちくださいませ!

*HENYOHARO PERCUSSIONではオンライン・レッスンも行っております。

興味を持たれた方は是非体験レッスンを受けてみてくださいね!

また、アレクサンダー・テクニークのレッスンモニターも募集しております。詳しくは下記記事を御覧ください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました