アレクサンダー・テクニーク打楽器

トライアングルの持ち方 クリップは必須?

こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!

今回は、意外と重いトライアングルの持ち方について解説していきます!

*この記事で取り上げるのは、オーケストラや吹奏楽で演奏することを想定した持ち方であり、教育楽器としてのトライアングルの持ち方ではありません。
また、ポップスのパーカッショニスト向けの持ち方でもありません。
どうぞご留意ください。

クリップは使った方がいい

多くの打楽器奏者が使っていますが、僕個人の意見としてもクリップは使ったほうが良いと考えています。

紐に直接指を通す方法もありますが、1本の指に対する負担が大きいのと、楽器を持っている方の手で響きの調整を行うのがより難しくなります。

クリップとは

トライアングル・クリップとは、トライアングルを持ちやすくするために使用するアイテムのことです。

様々なタイプのものが存在しますが、僕が推奨するのはこの写真のようなタイプのものです。

左はおそらく昔のパール製、右はダンマー製です。
ダンマーはバネが非常に硬いのであまりおすすめはしません。

スタンドに吊るすときにも必須!

このクリップを使えば、サスペンド・シンバルのスタンドに装着することもでき、持ち替えが間に合わない場合や小物台の上をスッキリさせたい場合などに重宝します。

トライアングル専用のスタンドなんてものも販売されていますが、セッティングの自由度が低いものが多く、個人的にはおすすめしていません。

楽器の持ち方

次にクリップを使用した楽器の持ち方を見ていきましょう。
様々な持ち方がありますが、今回は2つご紹介します。

それぞれにメリット、デメリットがありますが、状況に応じて使い分けられるようになれると良いですね。

①楽器と体を並行にする持ち方

上の写真のように楽器と体を並行にする持ち方です。
おそらく最も一般的な持ち方だと思います。

この持ち方のメリットは楽器全体がよく見えるので、叩く場所の確認が簡単になることです。

トライアングルは鳴らしたい音色によって叩く場所やビーターの角度を変えることが多いので、楽器全体を見るのは演奏上とても重要な要素になってきます。

②楽器と体が斜めになる持ち方

次に楽器と体が斜めの位置関係になる持ち方です。

この持ち方のメリットはビーターを持っている方の腕をより自然に動かすことができることです。

①の持ち方だと、ロールをするときなどは少々無理が出てきますが、この持ち方だとその問題が解消されます。

また、ビーターの動きを確認することがより簡単なので、繊細なニュアンスのコントロールがやりやすいかもしれません。

ビーターの持ち方

人差し指と親指の間で支点を作る方法と、中指と親指の間で支点を作る方法があります。

人差し指が軸
中指が軸

これも両方を使い分けることができるといいですね。

楽器が重いと感じる時におすすめの持ち上げ方

さて、この動画の本題と言っても過言ではありません。
トライアングルって意外と重量があって長時間持ち続けるのは結構大変なんです。

多くの方はこのように肘を外側に開くように持ち上げているのではないでしょうか?

悪い例

この↑持ち上げ方は三角筋への負担が大きく、長時間持ち続けるのには向きません。

そこで今回提案したい持ち上げ方はこちら↓

肘を胴体に近づけながら楽器を持ち上げる方法です。

こうすることで、筋肉が過度に働くのを防ぎ、体幹で支えることが容易になります。

良い例

是非試してみてください!

まとめ

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

この記事では、

・クリップを使いましょう
・体と平行にする持ち方と体に対して斜めにする持ち方があるよ
・ビーターの持ち方
・体への負担が少ない持ち上げ方

について解説しました!

感想や質問など、お気軽にコメントください!

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