こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!
今回は、オーケストラのオーディションで必ずと行っても課題となる教本「Pauken und Kleine Trommel Schule mit Orchesterstudien」を紹介していきます!
実際に課題となるのはごく一部なのですが、教本として非常に優れているので、全体的に解説をしていきます!
書籍情報
著者: Franz Kruger (Krüger,Krueger)
出版社: Arthur Parrhysius
価格: Amazon参照 円安の影響なのか、近年は価格が高騰しています
説明部分はドイツ語のみで書かれている。
書籍の構成としては、
- ティンパニ・エチュード
- ティンパニのオーケストラ・スタディ
- スネア・ドラムのエチュード
- スネア・ドラムのオーケストラ・スタディ
- 鍵盤打楽器のオーケストラ・スタディ
となっています。なお、全体の7割近くがティンパニで、実質的にはティンパニの教本と言えそうです。
後述の45番以外はほとんど取り組まれませんが、特に40番以降はメロディックでとてもおもしろいですよ!
オーケストラ・スタディ収録曲
ティンパニ
シューベルト:未完成交響曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第1,2,3,4,5,7,8,9番、ミサ・ソレニムス(荘厳ミサ曲)・・・他
シューマン:交響曲全曲
ヨハネス・ブラームス:交響曲第1,2,4番
ピョートル・チャイコフスキー:交響曲第4,5,6番
ブルックナー:交響曲第4,7,8番
ドヴォルザーク:新世界交響曲
ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲、幻想交響曲
R.シュトラウス:アルプス交響曲、家庭交響曲、ブルレスケ
ストラヴィンスキー:★火の鳥★
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
・・・他
小太鼓
ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲
ヴェルディ:「運命の力」序曲
ボロディン:ダッタン人の踊り
ラヴェル:ボレロ、道化師の朝の歌
R.コルサコフ:シェエラザード、スペイン奇想曲
・・・他
シロフォン
ストラヴィンスキー:火の鳥、ペトルーシュカ
バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
・・・他
グロッケン
ドリーブ:ラクメ、コッペリア
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
ドビュッシー:海
レスピーギ:ローマの松、ローマの祭り
・・・他
45番は必修!?
オーケストラのオーディションで必修とされていると書きましたが、実際に課題となるのはティンパニ・エチュードの45番のみです。
低いG、C、D、Eの4音のみ、シンプルなテーマと短いヴァリエーションという単純な曲です。
でも、これをティンパニで自然に演奏するのはとても難しいんですよね。
まとめ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ここまでクリューガーの教本について書いてきましたが、Henyoharo Percussionのレッスンではクナウアーやホッホライナーの教本を使いことが多いです。
なぜなら、クリューガーはページ数も多く、本自体が重いのです。
そして、特に最近は円安の影響下、軽く1万円を超えてしまっています。
そのため、テンポよくレッスンを勧めたい方にはクナウアー、じっくり取り組みたい方にはホッホライナー(全3巻)をおすすめしています。
またこれらの紹介記事も書きますね!
*HENYOHARO PERCUSSIONではレッスン生を募集しております!興味を持たれた方は是非体験レッスンを受けてみてくださいね!
また、アレクサンダー・テクニークのレッスンモニターも募集しております。詳しくは下記記事を御覧ください!
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