こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!
皆さんはティンパニを演奏する時、どの音程をどの楽器で演奏したらいいのか悩んだことはありませんか?僕もよく悩みます。
今回は僕が実際に行っている方法を紹介していこうと思います!
最後まで読めば、どんな風に決めていけばいいのかが分かりますよ!
前提
この記事では、23”,26″,29″,32″の4台一組となっていることを前提にします。(○”は○インチという意味です)
YAMAHAやPearlの楽器であればほぼ確実にこの4台になっているはずです。(一部例外あり)
サイズが同じであればどのメーカーでも音域はだいたい一緒です。
無条件で決まる音
高いF#より上の音、低いEより下の音はそれぞれ23″と32″でしか鳴らせないので、自動的に決まります。
①無理なく鳴らせる音域で演奏できるようにする
まずはストレス無く鳴らせる音域で演奏することを考えます。
楽器の状態などで変わってきますが、おおよそのところ
- 23″ Eより上
- 26″ C~E
- 29″ G~C
- 32″ Gより下
となります。
なるべくここに収まるように音を割り振っていきます。
それで無理な場合のみ、ここから外します。
特に避けたい割り振り方
- 23″のDより下
- 26”のBbより下
- 29”のD
- 32”のAより上
ここに上げた音域は特に音色や音程に難があるので、使うのは最終手段ですよ!
②23”と32”はなるべく固定する
特に目まぐるしく音を変えるような曲の場合、あえて両側の2台の音程を固定し、内側の2台で対処したほうがいい場合があります。
足の動きがシンプルになるので瞬間的な対応がやりやすくなります!
もちろん、23”や32”を操作したほうがうまくいく場合もあるので、臨機応変に対処しましょう!
③手順に無理がないようにする
特に早いパッセージ(細かい動きの多いフレーズ)を演奏するときは、なるべく隣り合った楽器で演奏したほうが有利です。
1台飛ばしで演奏するのはなるべく避けましょう!
④複数の楽器で出せる音は「出したい音色」を優先する
ここまでペダリングが難しい曲の話をしてきましたが、すべての曲で音を頻繁に変えるわけではありませんよね?
1曲通して2音しか使わないよ!という場合もたくさんあります。
こういう足に余裕がある曲を演奏するときはサイズ選びを楽しみましょう!
たとえば、Cの音であれば、23″,26″,29″の3つの選択肢があります。
23”のCはなるべく避けたいので除くとして、26”と29”のどちらを選ぶべきなのでしょうか?
たとえば、軽い音を出したいのであれば26”、力強い音を出したいのであれば29”というふうに選んでもいいかもしれませんし、「うちの楽団は人数が少ないから26”でやったほうがバランスが取りやすいかも」「今回の指揮者は爆音好きだから29”で思いっきりやろうかな」みたいなこともできるかもしれません。
まとめ
最後まで読んでくださりありがとうございます!
ティンパニの音の割り振り作業は苦悩の時間でもありますが、同時にワクワクする楽しみの時間でもあります。
また、こちらの記事では「ペダル操作の練習」について書いています。
ぜひ、みなさんも楽しんで演奏してくださいね!
※HENYOHARO PERCUSSIONではレッスン生を募集しております。
興味を持たれた方は是非体験レッスンを受けてみてくださいね!
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