こんにちは!HENYOHARO PERCUSSIONの純太郎です!
今回は、探してみると意外と少ない打楽器6重奏を5曲ピックアップして紹介していきたいと思います!
この記事では、昔から演奏され続けている古典的な作品を中心に紹介をしていきますね!
バリ島からの幻想曲’84
吹奏楽経験者にはお馴染みの作曲家、伊藤康英さんの代表曲。
筆者が学生だったウン十年前は打楽器アンサンブルと言えばこの曲!と言っても過言ではないくらい一世を風靡した名曲。
なかなかたくさんの太鼓を必要とするので、楽器が用意できずに挑戦すらできなかった思い出があります。
マラカスでティンパニを叩いたり、ヴィブラフォンを弓でこすったり‥使用楽器一覧
【1st】Bongo / 2 Tom-toms / Suspended Cymbal
【2nd】Bongo / 2 Tom-toms
【3rd】(Bongo) / 2 Tom-toms / Gong (with bow) / Timpani (with Maracas) / Glockenspiel
【4th】(Bongo) / 2 Tom-toms / Chime / Glockenspiel
【5th】Chime / Marimba(4 octave) / Tambourine / Timpani
【6th】Vibraphone / Maracas
セレブレーションとコラール(祝典とコラール)
つづいてはニール・デ・ポンテ(Niel De Ponte)の名作。こちらも昔はアンサンブル・コンテストの常連曲でした。
変拍子が特徴のかっこいい一曲
*原題:Celebration and Chorale
シロフォン2台、ティンパニ5台がネックか?使用楽器一覧
【1st】Marimba, Cowbell
【2nd】Xylophone, 2 Snare Drums, Bass Drum, Suspended Cymbal
【3rd】Glockenspiel, Xylophone, Bongo, Marimba
【4th】Vibraphone, Bass Drum, Suspended Cymbal
【5th】Marimba, 4 Tom-toms, Bass Drum, Suspended Cymbal
【6th】5 Timpani
Marimba, Bass Drumは1台でOK
トッカータ
さて、打楽器アンサンブルの古典と言えばこの曲、カルロス・チャベス(Carlos Chávez)作曲のToccataです。
全3楽章から成っており、打楽器を専門で学ぶ上で必ず一度は取り組む曲です。
上記2曲が派手で聞き映えがするのに対してこの曲は一見地味。
ですが、80年近く演奏され続けているだけあって、非常に深みのある名曲です。
シンプルな楽器構成!使用楽器一覧
【1st】Indian Drum(Bongoで代用することが多い), Glockenspiel
【2nd】Snare Drum, Xylophone
【3rd】Snare Drum, Suspended Cymbal
【4th】Tener Drum, Chime, Claves, Maracas, Suspended Cymbal
【5th】3 Timpani, small Gong
【6th】Bass Drum, large Gong
ファンファーレ・フォー・タンバリン
さて、ここで飛び道具を一曲はさみましょう。
ジョン・アルフィエリ(John Alfieri)が作曲したFanfare for Tambourineは、その名の通りタンバリンが大活躍する1曲です。
さまざまな奏法を駆使し、さらに視覚効果も考えられているアイデア曲です。
当然タンバリンが6台必要w 使用楽器一覧
【1st】Tambourine
【2nd】Tambourine
【3rd】Tambourine
【4th】Tambourine, Tom-tom
【5th】Tambourine, Tom-tom
【6th】Tambourine, Bass Drum
ケチャ
西村朗氏の怪曲?題材が共通しているので、雰囲気は「バリ島からの幻想曲’84」に似ていますが、こちらのほうが数段難解。そして難曲。
しかし、一旦ハマれば病みつき間違いなし(笑)
同じ楽器が4セット…使用楽器一覧
【1st】Bongo, Conga, Maracas, Claves
【2nd】Bongo, Conga, Maracas, Claves
【3rd】Bongo, Conga, Maracas, Claves
【4th】Bongo, Conga, Maracas, Claves
【5th】Tubular-bells, 3 Tam-Tams, SleighBell
【6th】6 Timpani, 2 Suspended Cymbals, Sizzle Cymbal
まとめ
さて、ここまで打楽器6重奏ばかり5曲紹介してきました。
ほんとうはクセナキスの「ペルセファッサ」やライヒの「6台のマリンバ」も紹介したかったのですが、それはまたの機会に取っておきましょう!
HENYOHARO PERCUSSIONでは、レッスン生を募集しております。
オンラインでも対面でもできますので、是非一度体験レッスンを受けてみてください!
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