こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!
みなさん、オーケストラ・スタディ(通称オケスタ)やってますか?
プロを目指すプレイヤーがやるものでしょ?という印象があるかもしてませんが、アマチュアの方にもおすすめの練習です!
この記事では、最もよく使用されるオケスタ集である”Orchester Probespiel Pauke&Schlagzeug”について、なぜ広く使われているのか、おすすめポイント、残念ポイントについて書いていきたいと思います!
そもそもオケスタとは?
そもそもオケスタって何やねん?と思っている方もいるかも知れないので、少し解説をしますね。
簡単に言うと、管弦楽曲の中で難しい部分、複雑な部分、目立つ部分を抜き出して予め取り組んでおこうというのがオケスタです。
英語ではOrchestra Study, Orchestra excerpts, Orchestral Repertoireなどと書かれます。
さまざまな楽曲に取り組むことになるので、レパートリーの拡充に繋がりますし、色々なタイプの曲に触れるので、応用力も身につきます。
エチュードに飽きた時にもおすすめですよ!
さて、当然のことですが、これは打楽器に限らず、オーケストラで定席のある楽器(管楽器、弦楽器、打楽器)すべてで行われている練習です。
プロ・オーケストラのオーディションでは必修
そして、プロ・オーケストラのオーディションでは必ず課題となります。
一人で演奏する場合が多いのですが、ピアノ伴奏をともなって行われる場合もありますし、実際にオーケストラの中に混じって行われる場合もあります。
Orchester Probespielが使われる理由
オケスタでよく課題となる打楽器が網羅されている
打楽器のオケスタは他の楽器とは少々趣が異なります。
それは複数の楽器で行われるという点です。
一部の特殊管を除き、管楽器や弦楽器基本的に一つの楽器で行われます。
よく課題となるのは、ティンパニ、スネア・ドラム、シンバル、大太鼓、鍵盤打楽器、小物打楽器です。
ドラムセットやコンガが課題となることもありますが、めったにありません。
多くの打楽器オケスタ本は楽器ごとに別れていることが多く、特にティンパニと他の打楽器が1冊で収まっているものは少ないです。
その点、このOrchester Probespielにはティンパニ、スネア・ドラム、シンバル、大太鼓、鍵盤打楽器、小物打楽器が収録されているのが嬉しいところ。
中でも、ティンパニ、シロフォン、グロッケンシュピールのオケスタが充実しています!
残念なポイント
何故か収録されていない曲が意外と多い
さて、そんなおすすめ本ですが、意外と収録されていない曲が多くあります。
一冊で打楽器全般網羅されているのは大きな利点ですが、一つ一つの楽器の曲数が少なくなってしまうのも事実です。
特にスネア・ドラムやシンバル、タンバリンなどの小物打楽器には弱いです。
トライアングルに至っては一曲も収録されていません。
これらの楽器に取り組むには他のオケスタ本を併用するしかありません。
まとめ
さて、ここまでOrchester Probespielについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
最初はなんの意味があるのかわからないかもしれませんが、長くやっていると徐々に必要性がはっきりしてきます。
ぜひ皆さんも取り組んでみてくださいね!
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