アレクサンダー・テクニーク

楽器の上達に「根性/精神論」はいらない?でも「根気」は必要かも!

こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!

みなさんは楽器がうまくなるためには「根性」が必要だと思いますか?
僕はどちらかというと否定的な立場をとっています。

どうして否定的なのか、その理由を書いていきたいと思います!

「根性」とはなにか

「根性」という言葉の意味を調べてみました。

苦しさに耐えて成し遂げようとする強い精神力

大辞林

いくつかの意味がありますが、楽器の指導の現場で使われる場合はこれでしょう。

ここからわかるように、「根性」とは「苦しさを感じている状態」という前提のもとに語られるものです。
楽器の演奏に苦しさって必要でしょうか?
僕は不要だと思います。

もし、楽器を演奏していて肉体的な苦しさを感じる場合、それは奏法が間違っているサインです。
そのまま続けずに、奏法の改善に取り組みましょう。(*初心者の場合、筋肉が未発達のために筋肉痛が起こることはありますが、ほとんどの場合微々たるものです)

また、精神的な苦しさを感じる場合もあると思います。
その場合、そもそも楽器や音楽が好きではない(親にやらされたetc)というパターンと、音楽は好きだが人間関係がうまく言っていないというパターン、が考えられます。
前者の場合は続ける理由がないですし、後者の場合は違う環境に移るなどの対応が必要でしょう。
どちらにしても楽器の上達には必要のないものです。

また、そもそも苦痛を感じていなくて、楽しくやっているひとに根性論を押し付けて苦痛を生み出す必要もありません。
根性論を振りかざす人の多くは「一生懸命やっているように見えるかどうか」を重要視します。
一生懸命にやっていても、そう見えなかったら満足しません。
そして、「無駄な動きがたくさんある/無駄な力をたくさん入れている」方が一生懸命やっているように見えるという罠が潜んでいます。

「やる気」は目に見えません。ひと目がないところで努力をしている人だっているのですから。。。

「根気」は必要

「根性」と似ている言葉に「根気」というものがあります。

一つのことを長く続けて行う気力

大辞林

よく似た言葉ですが、決定的な違いは苦痛の有無は関係ないというところです。

そして、「長く続ける」という意味もあるので、楽器の上達に必要な条件の一つを満たしています。

長く音楽を教えていると、時々「練習せずにうまくなるコツ」みたいなものを聞かれることがあります。
そんな物があれば僕が知りたいですよね(笑)
(うまくなったように見せかける方法ならありますが、虚しいだけですよw)

積極的に情報を仕入れて、できれば先生に習って、「根気」を持って練習し続ける、これが上達の秘訣です。
ただし、何度も言いますが苦痛は不必要です。

もしかしたら「楽しんで」やり続けるのが最強かもしれませんね!

じゃあ「努力」ってなに?

再び大辞林より

心をこめて事にあたること。骨を折って事の実行につとめること。つとめはげむこと。

大辞林

だそうです。ここにも「苦しむ」とか「痛い」のような意味はありません。

若干「骨を折る」のなかにそういったニュアンスがあるかもしれませんが、「根性」ほどではなさそうです。

まとめ

今回は「根性」にスポットを当てて記事を書いてみました!
楽器の指導には様々な考え方があり、また相性も様々です。
僕の考え方が絶対に正しいなどと言うつもりはありませんが、「根性論」だけでうまくなることもないと考えています。

結局楽しむことが一番!ではないでしょうか?

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