こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!
皆さん、ティンパニ協奏曲って聴いたことありますか?
いちばん有名なのはおそらくヴェルナー・テーリヒェンの作品だと思いますが、それ以外にも結構たくさん作られているんです!
今回はその中から7曲を厳選して紹介したいと思います!
原点にして頂点?テーリヒェンのティンパニ協奏曲
おそらく最も演奏機会が多く、知名度も高いのがヴェルナー・テーリヒェン(Werner Thärichen)のティンパニ協奏曲(Konzert für Pauken und Orchester op.34)
ティンパニ奏者が作った曲ということもあり、「ちゃんと演奏できる」ように書かれているのがポイント。
プロ・オーケストラのオーディション課題としてもよく取り上げられるティンパニ奏者必修の1曲です!
衝撃のラスト!絵面だけが独り歩きしたカーゲルのティンパニ協奏曲
次にご紹介するのはSNSでこのイラストだけが拡散されてしまったマウリチオ・カーゲル(Mauricio Kagel)のティンパニ協奏曲(Konzertstück for Timpani and Orchestra )
最後以外は至って真面目?な曲で、様々な奏法を駆使する面白い一極なのですが、衝撃のラストが全てを持っていってしまいました(笑)
(せっかくいい曲なのに必ず笑いが起きるのはもったいない気もしていまいます。)
隠れた古典?クラフトのティンパニ協奏曲第1番
ウィリアム・クラフト(William Kraft)はなんと2曲もティンパニ協奏曲を書いていますが、今回紹介するのは第1番です。(Concerto for timpani No.1)
テーリヒェンと比べると知名度も低く、今でこそ演奏機会にも恵まれませんが、往年の打楽器奏者たちが取り組んだ名曲です。
カーゲルのような特殊奏法も無く、一部を除き通常の奏法で構成されていて、なおかつ聴きやすい正統派の協奏曲です!個人的にはかなり好きな一曲。
おびただしい数のティンパニを惜しげもなく使用!グラスの幻想協奏曲!
今回紹介する曲の中で唯一のダブル・コンチェルト、フィリップ・グラス(Philip Glass)の「2人のティンパニ奏者とオーケストラのための幻想協奏曲(Concerto Fantasy for Two Timpanists and Orchestra)」も名曲の一つ。
演奏時間も長く、以上に難しいため、めったに演奏されることはありませんが、ティンパニ協奏曲の最高峰の一つと言っても過言ではないでしょう。
新スタンダードになるか?人気作曲家カレヴィ・アホのティンパニ協奏曲
最後に紹介するのは比較的最近の曲です。フィンランドの人気作曲家、カレヴィ・アホ(Kalevi Aho)のティンパニ協奏曲(Concerto for Timpani and Orchestra)。
動画を見つけることができなかったので、断言はできないのですが、聴いた限りでは特殊奏法控えめな正統派コンチェルトです。
きっととても難しいと思いますが、これからスタンダードになる一曲かもしれませんね!
*執筆時点では、残念ながら出版が確認できませんでした。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ティンパニ協奏曲は近代以降に作られるようになった比較的新しい演奏形態です。これからもどんどん名曲が生まれる可能性があるので、楽しみですね!
*HENYOHARO PERCUSSIONではレッスン生を募集しております!興味を持たれた方は是非体験レッスンを受けてみてくださいね!
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