こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!
今回は、以前掲載した「4本マレットの動かし方」の続きです!
「その1」では、「2つのマレットを同時に使う時」「外側のマレットだけを使う時」「内側のマレットだけを使う時」の腕の動きについて解説しました!
この記事では、2本のマレットを閉じたり開いたりして音程の幅を変えたい時にどのような動きをすればいいのかを説明していきますね!
*トラディショナル・グリップを前提としています。バートン・グリップやインディペンデント・グリップでは動かし方が違うのでご注意ください!
トラディショナル・グリップでのマレットの開閉の仕方
内側のマレットだけを開閉する
まずはこちらの動画をご覧ください。
外側のマレットの音はそのままで、内側のマレットの音だけを変えています。
マレットを開く動き
内側のマレットを開くときは、親指を伸ばすことでマレットを押しています。
マレットを閉じる動き
閉じる時は、親指で押すのをやめるだけです。
そうすればマレットは勝手に戻ってきます。
外側のマレットだけを開閉する
では、次は内側のマレットの音はそのままで、外側のマレットの音だけを変えてみましょう。
内側のマレットだけを開く時に比べて、腕の水平移動が多いのが分かりますか?
手指の動きは同じ
実は、「外側のマレットの音を変える時」と「内側のマレットの音を変える時」では、手や指の動きは同じなんです!
違うのは腕の動き。
マレットを開閉する動きに合わせて腕を水平移動させているので、まるで内側のマレットの位置が動いていないかのように見えるわけですね。
両方のマレットを開く
では、最後に内側と外側、両方のマレットを開閉する動きです。
これも開閉する動きそのものは同じですが、腕を水平移動させることで音を変えています!
隣り合った音(2度)を鳴らす場合
さて、隣同士の音板を鳴らしたいときは上記の動かし方ではうまくいきません。
このような場合、写真のような位置に腕を持ってきて、内側のマレットは音板の手前側、外側のマレットは音板の奥側(またはその逆)を叩くようにすれば対応できます。
とても広く開く場合
開く幅が大きいときも上記の方法ではうまくいきません。
このような場合は人差し指を使います。
親指で内側のマレットを押すのと同時に、人差し指を伸ばして外側のマレットを押すことでより広く開くことができます!
最大限まで開くときは薬指を外してしまいましょう!
閉じる時は中指で押す
マレットの角度が広くなると、親指を緩めるだけでは戻ってこない場合があります。
そんな時は中指で外側のマレットを押してあげます。
コツは外側のマレットの動く方向と逆の方に肘を動かすことです!
ちなみにこの技術は素早く開いたり閉じたりする時にも使えますよ!
次回につづく
ここまでの動きは2つのマレットが両方とも白鍵にあることを前提にしています。
次回は白鍵と黒鍵が混ざっているときはどうするのかを解説していきますね!
*HENYOHARO PERCUSSIONではオンライン・レッスンも行っております。
興味を持たれた方は是非体験レッスンを受けてみてくださいね!
また、アレクサンダー・テクニークのレッスンモニターも募集しております。詳しくは下記記事を御覧ください!
コメント