こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!
ツェルニ100番楽曲分析シリーズです。今回は第14曲。ココ最近の課題に比べると和声的には非常にシンプル。
なので、すこし旋律の構成に目を向けて見たいと思います!
この記事を読めば、作曲家が思いつくままにメロディを書いているわけではないことがわかると思います!
形式と和声
それでは、いつも通りまずは和声と形式を見ていきましょう。
まず形式はA(a-a’)-B(b-a”)の二部形式です。
事項でaとbを比較していくので、よくチェックしてみてください!
和声はごくシンプルで、IとV7、V7の第1転回形のみで構成されています。
ここまで読んでくださっている皆様には簡単すぎるかもしれませんね。。。
モティーフの変形
では、今回のテーマであるモティーフを見ていきます!
でもその前にもう一度楽譜を見てみましょう。
蛍光ペンで色分けして番号を振っている小節が見つかると思います。
今回はその部分のモティーフについて考えていきましょう。
①順番の入れ替え
まず2小節目のモティーフ①を見てください。
「ドーミ」というとてもシンプルなモティーフですね。
次にa’の2小節目、モティーフ①’を見てみましょう。
先ほどとは違い、「ミード」となっています。
つまり、音形がそのままで音の順番が入れ替わっているのです。
さらにこの音形はbの2小節目と4小節目にも登場します。
同じ音形を使うことでaとbという違うフレーズに関係性を持たせているわけですね!
②高さの変更
次は3小節目のモティーフ②です。
このモティーフはa’とa”でも同じです。
では、bにもこのモティーフは出てくるのでしょうか。
実はこれも変形されて出てきます。
bの1小節目と3小節目で使われているモティーフですね!
こうやって見ると、bはaに出てくるモティーフの変形のみで作られていることがよく分かると思います!
まとめ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
この記事を読んだことで、作曲家が以下に考え抜いてメロディを作っているのかがよくわかったと思います。
実際の楽曲ではもっと複雑になっていることがほとんどですが、皆さんが今取り組んでいる曲でも是非探してみてください!
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