アレクサンダー・テクニーク

それダメ!演奏するときにNGな3つの考え方

こんにちは!HENYOHARO PERCUSSIONの純太郎です!

みなさんは演奏するとき、練習するとき、そして合奏中どんな事を考えていますか?

「ずれないように」「間違わないように」「みんなに合わせよう」

こんな人が多いのではないでしょうか?

「楽譜に書かれている音を並べるのに必死だから、何も考えていないよ!」なんて人もいるかもしれませんね。

この記事では、やってしまいがちだけどあまり良くない考え方を紹介して、どのように思考を置き換えればいいのかを書いていきたいと思います!

否定語で考える

最初は「〜しないように」という形で考えること。

「間違えないように」「タイミングや音程がずれないように」「汚い音にならないように」

こういう言葉を使うと何が良くないのでしょうか?

例えば「間違えないように」と強く考えてみてください。

ほとんどの人は体が硬くなったと思います。

これは他の否定語も同じです。では、どのようにすればいいのでしょうか?

Yesプランに置き換えよう!

この場合の対処法は分かりやすく「〜する」という形に置き換える事です。

「間違えない」→「楽譜に書いている音を出す」「自分が思った音を出す」

「ズレないように」→「出すべきタイミングで音を出す」「出したいタイミングで音を出す」

「汚い音を出さない」→「曲に合った音を出す」

状況によって言い換え方は変わってきますが、Yesプラン(〜する)で考えることで、制限がなくなり、動きやすくなると思います。

動きやすくなれば、演奏がうまくいく確率も上がりますね!

盲目的に周りに合わせる

「お前らちゃんと合わせろ!!!!!!」

合奏中にこんな言葉が良く聞かれると思いますが、実はこれもあんまり良くありません。

そもそも「合わせる」ためには、

  • 全員が楽譜の音を正確に並べることができる技術を持っていて
  • 全員が周りで起こっている事を正しく認識していて
  • 全員がタイムラグや各楽器の特性を理解していて
  • 全員が自分の思ったタイミングで正確に音を出すことができる技術を持っている

必要があるわけですね(笑)

ぶっちゃけプロでも難しいです。

でも、実際にきっちり合っている演奏というものは存在します。

そのような演奏はどうすれば実現できるのでしょうか?

合奏中でも主体性が大事

結論から言ってしまうと、「結果的に合う」ように考えるわけです。

そのためには、

「まずは一人一人がやりたいように演奏する」必要があります。

全員が誰かに合わせようとしてしまうと、どこにも軸がない演奏になってしまい、結果合わせようがなくなります。

一人一人が責任を持ち、主体的に振る舞うことで初めて演奏の軸ができ、その結果自然に音は合っていきます。
「合わせる」という結果だけを求めてしまうと、結局うまくいかなくなるのです!

自分のことだけを考える(楽譜にかじりつく)

さて、上記の内容と一見相反するように思えますが、「自分のことだけを考える」のも良くありません。

「一人一人が主体的に振る舞う」のはあくまでも「合っている状態」を作り出すため。

自分のことだけを考えて音を出すこととは全く別です。

そんなこと言われても、周りを見たり聞いたりする余裕なんかないよ!って人もいますよね。

そんな時はどうすればいいのでしょうか?

全体の中の自分である事を思い出す

その答えは「自分の音は全体の中の一つの要素である」ことを思い出す。これだけです。

最初は思い出そうとするだけで十分。

いずれ実力がついてきた暁にはしっかり周りの状況を見る余裕が出てくるはずです!

まとめ

さて、今回は演奏するとき(特に合奏の時)にNGな思考パターンと、どのように置き換えればいいのかを書いてきました。

この記事がみなさんのより良い演奏活動の一助になれば幸いです!

また、これを読んで興味を持った方は一度体験レッスンを受けてみて下さい!

ではまた次回!

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