音楽理論

三部形式、ドミナント・ペダル、倚和音 ツェルニー100番分析第12曲

こんにちは!Henyoharo Percussionの純太郎です!

今回はツェルニー100番楽曲分析の第12回です!

この曲には、以前説明した三部形式やペダル・ポイントの他、倚和音が登場します!
過去記事を参照しつつ、詳しく解説していきますね!

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形式と和声

それでは、ちゃちゃっと?和声や形式を見ていきましょう!

三部形式

この曲はA(a-a’)-B(b-b’)-A'(a-c)という構成の三部形式です!
A及びA’がC dur、BはG durなので、C dur-G dur-C durという流れになっています。

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和声〜B部はドミナント・ペダル

途中転調するものの、使われている和音はほとんどがIとV(7)の転回形です!
また、B部の最後の小節以外の7小節間はドミナント・ペダルが使われています!

1か所だけIVの転回形が出てきますが、これについては次章で解説します!

倚和音が効いている!

さて、A’部の後半、曲全体の最後から4小節目にIVの第2転回形が出てきます。

IVの第2転回形は経過的、補助的に使われることが多く、その場合リズム的に弱くなります。
しかし、実際にこの曲を弾いてみるとわかるのですが、この小節を弱く演奏すると明らかにおかしいです。
なので、ここでは補助的な使われ方ではないと判断します。

では、このIVの第2転回形はどう解釈すればいいのかというと、小節全体が「倚和音」になっているというのが僕の解釈です。
そうすることでリズム的に強い小節であると解釈できます。
*「倚和音」の説明には「倚音」の説明が必要なのですが、まだしていないので詳しい解説はまたの機会に!今の段階では「強く弾く音」だと思っていてください!

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まとめ

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!
ツェルニー100番もだんだんと複雑な曲が増えてきました!
順序立てて一緒に学んでいきましょう!

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