打楽器

雨の樹 武満徹が照明にまでこだわり作曲した打楽器音楽不朽の名曲

こんにちは!HENYOHARO PERCUSSIONの純太郎です。

今回は現代音楽を代表する作曲家、武満徹が遺した打楽器音楽の名作を紹介します!

「雨の樹」は大江健三郎の 『頭のいい「雨の木」』からインスピレーションを得て作曲されたと伝えられており、本作の他に「雨の樹素描」「雨の樹素描II~オリヴィエ・メシアンの追憶に」という2つのピアノ曲も作られています。

「樹が葉から水滴を滴らせる様」が表現されているらしく、マリンバやヴィブラフォンの音色が見事にマッチしています。

後述しますが、照明に対しても細かく指定がされており、是非ライブで鑑賞したい一曲です!

曲情報

ひとまずメタ情報を書いておりましょう(笑)

作曲者 武満徹 (Toru TAKEMITSU)
作曲年 1981年
初演 1981年5月
初演者 吉原すみれ、山口恭範、菅原淳
出版 ショット・ミュージック
演奏形態 打楽器3重奏
使用打楽器 マリンバ2台、ヴィブラフォン、クロテイル(数音)
演奏所要時間 約12分半。

なんといっても照明が特徴!

「雨の樹」は打楽器音楽の代表曲であると同時に、現代音楽の分野でも重要な曲とされています。そのため、とても演奏機会が多く、録音も大量にあります。

ですが、この曲の魅力はなんといっても照明など、視覚にまでこだわって作られていること。CDなどで音だけを聴くよりも、視覚効果も一緒に楽しみたいところ。

理想はこの曲が演奏されるコンサートに足を運ぶことですが、聴きたいときに都合よくそんな機会があるとは限りません。
最近はYou Tubeでもたくさんの動画があります。中には照明までは再現していないものもありますが、しっかり映像にもこだわったものもありますでも、いろいろな動画を見てみるのもいいかもしれませんね!

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